弁護士によるM&Aの契約書チェックを承ります!

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中小M&Aにおける契約書の重要性に関しては以前のブログでも記載しましたが、M&A実施後のトラブルのご相談を日々・多数頂戴するにつけ、成約前の契約書チェックがいかに大切であるかを痛感しております。

これは「front-end transaction costs」と「back-end transaction costs」の問題ともいわれます。前者は、事前に弁護士費用をかけて細かい契約書を作って、事後のM&Aトラブルの発生を防止しようとする考えで、後者は、契約書はコストをかけずに作成した上で、後々のM&Aトラブルは事後的に解決すれば足りるという考えです。こう聞くと、どちらも一理あるような気がしてきますが、これは大規模なM&Aに関しての議論ではないかと考えます。後継者問題を背景に昨今増加している中小のM&Aのようなケースにおいては、事前の弁護士による契約書チェックを受けたとしても、それが過大な負担となるほどのコストとは通常なりえません。むしろ、なけなしのリーガルチェック費用を惜しんだがゆえに、後日相当な金額を相手方から請求されるという事態になりかねません。また、経済的な問題だけでなく、相手方からの請求への対応や応訴の煩を踏まえると、時間的・労力的なコストも要することとなりえます。正に「損して得取れ」ということです。

当事務所が注意喚起を申し上げたいのは、次のような事項です。

 どのような小さな案件であれ、後日の紛争を未然に防ぐためには、弁護士による事前の契約書チェックが必要です!

 M&Aポータルサイトからダウンロードした契約書の内容を理解することなくそのまま利用するなど、危険極まりない行為です!

 また、両手取引の仲介会社は、あなたの味方ではありません。「仲介会社が作成した契約書だから安心だ」と考えることも早計です!

そのような考えから、当事務所では、従来は、既に発生してしまったM&Aトラブルに関して事後的な紛争解決(示談交渉・訴訟等)のお手伝いをしておりましたが、この度より、契約締結前のリーガルチェックのご要望にもお応えすることとなりました。

譲渡価額が低く、「このような取引には弁護士によるチェックは必要ないだろう」という案件こそ、後々紛争になった際に「泣き寝入り」を強いられる傾向が高いと言えます。特に、「1円譲渡」などといった場合には、相手方が問題ある悪質な買主の可能性も疑われますので、弁護士が契約書チェックをするに際して、そのあたりの被害発生も防止できればと考えております。これは振り込め詐欺を未然に防止するような作業ですね。

契約書チェックの弁護士費用は、事案や契約内容の複雑性により異なりますが、比較的簡易なケースにおいては、5万円+税~で承ることを想定しております。詳しくはお見積もりさせていただきますので、お気軽にお問い合わせください。

M&Aトラブルを未然に防ぐために、弁護士によるリーガルチェックを是非ご検討ください!