阪神大震災から25年目の冬

阪神淡路大震災から25年目ということで、テレビでも例年になく特集番組が見られます。あの揺れを体感したことは忘れることはないでしょう。寝床のなかで本当に長い時間、横揺れが続いたように感じました。

 あの地震後も、東北、熊本と大きな地震がありました。その度に「想定外の」という言葉を聞きます。東北の地震での福島の原発の津波事故でも、想定外の津波だったという話が出ていました。これを前例として、それを上回る基準を策定して対策を練って欲しいものです。

地震以外の水害や津波について、各自治体でも災害マップが作成されていますが、そのマップで危険地域に指定されている所で昔から生活をされている知人がいます。親の代に住居を構えた時にはそんな危険な所と指定されていず、親から引き継いで生活を営んできており、何十年も経ってから、急にここは危険だと言われても対処できないと嘆かれていました。

 「備えあれば憂いなし」という言葉があります。また、「備えよ、常に」という言葉も子供の頃によく聞かされました。でも自然の猛威に対して人は無力な存在なのかも知れません。

(シャローム綜合法律事務所・事務員・KN