年の瀬

今年も残すところ2週間余りとなりました。

年末の慌ただしさの中で、明日から天皇誕生日を含めて3連休となります。

先日、テレビを見ていると、「年の瀬」という言葉が出てきました。「瀬」は河川の水深の浅いところで,急流が流れ,渡ることができない所という解説で、反対語は「淵」だそうです。

江戸時代、庶民の生活は「掛け売り」が主で、米、醤油、油などの代金を年末に取立(清算)ということが多かったようで、年内にその支払いに頭を悩ますのですが、肝心の現金が用意できないという、「年が越せない」状況があったとのことで、転じて、年の瀬(年末)が迫ると年内に懸案事項を,片付けて新年を迎えるという考え方が出てきたようです。

この掛け売りって、クレジットカードやローンカードの利用に少し似ていると思いました。クレジットの場合は年単位ではなく、一部リボ払いはあるものの、月単位の請求になります。破産事件や個人再生事件の多くの債権者はこの類いです。決済日が迫ると新たに借入して決済→自転車操業となっていきます。

今年の神戸地方裁判所での破産事件は1,000件に迫っているようで、例年並みだとおもわれます。

クレジット=便利という考え方は、常識となりつつありますが、便利なものは使い方を間違えると悲惨な目に遭うということでしょうか。

(シャローム綜合法律事務所・事務員・KN