みやながたかしの法律Q&A

Q28不貞慰謝料請求における相場とは?

ワイドショーの影響でしょうか、近年、「不倫」という言葉をよく聞くようになった気がします。実際、不貞慰謝料請求訴訟の件数が増加傾向にあるという話も耳にします。

「不倫がばれてしまったみたいで、不倫相手の夫(妻)の代理人弁護士から突然内容証明郵便が届いたのですが、どうすればいいでしょうか。」というご相談は少なくありません。
あるいは、逆に「夫(妻)の不倫相手に慰謝料請求したいのですが、どうすればいいでしょうか。」というご相談も多いです。
そのような際に皆さんが決まって質問されるのは、「慰謝料の相場はどれくらいですか?」ということです。たしかに、インターネットで検索しても、「不貞行為 慰謝料 相場」というワードで検索されている方がかなり多くいらっしゃるようです。

さて、不貞行為に係る慰謝料については、法律で定めがあるわけでもなく、機械的に算定が可能というものではありません。それでも、大体の相場として、100万円から300万円程度が相場であろうと言われることもあり、実感としてはそれが大きく実務の感覚と乖離しているとも思いません。
この数字をお聞きになって、「多い」と思われる方もいれば、「少ない」と思われる方もいるでしょう。
実際には、事案によって具体的な事情は千差万別ですので、かかる「相場」を基準値として、そこから増減がなされることになると考えられます。

それでは、どのような事情があれば慰謝料の上乗せあるいは引き下げがなされるのでしょうか。
これは、同種の判例を読み解くことにより、裁判所がどのような事情を重視しているのかを検証することによってうかがい知ることができます。

一般によく言われている慰謝料算定の要素としては、次のようなものが指摘できるでしょう。

① 婚姻期間の長短(長い方が、不倫により被った損害が大きいと判断され、増額に傾きます。)

② 婚姻関係の帰趨(不倫の結果、離婚を余儀なくされた場合には、増額要素となります。)

③ 不貞行為の期間(当然、長い方が(あるいは回数が多い方が)増額に傾きます。)

④ 子の有無(夫婦の間に未成熟子が存在している方が、原則として増額に傾くとされています。)

⑤ 不貞行為当時の婚姻関係の状態(既に婚姻関係が破綻していたとして、そもそも慰謝料自体が発生しないという主張(抗弁)がなされる場合が多々あります。)

⑥ 交際の経緯(不貞行為に関して主導的な立場であったかといった積極性等が考慮されます。)

⑦ 不倫相手との間に子ができたか(精神的苦痛が大きくなる一方で、不倫の相手方に対する非難可能性も高まるため、増額事由となり得ます。)

⑧ 謝罪の有無(当然、謝罪(解決金の授受等を含む。)の有無は、増減要素となります。)

以上上げた要素以外にも、様々な事情を総合考慮した上で、慰謝料の額が決定されることとなります。ご自身がいくら請求できる(される)か気になるという方は、当事務所までご相談下さい。

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